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2006年05月

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「塊」-エルンスト・バルラハ回顧展-

ドイツの彫刻家・劇作家エルンスト・バルラハの回顧展に行ってきました。会場は上野の東京芸術大学美術館です。

エルンスト・バルラハ Ernst Barlach(1870~1938)はドイツ表現主義の彫刻家で、ヨーロッパでは珍しいらしい木彫の作品も制作している作家です。今回は「日本におけるドイツ年2005/6」の一環の企画で、京都~東京~山梨の巡回展だそうです。ロシア旅行のさいに触れた人々やバラバノフ(ロシアの路傍にある素朴な礼拝像)-彼自身のロシアでの素描をみると草原を通る一本道の脇に立っていたりするもののようです-が試行錯誤していた彼にあるひとつの方向性、かたちのスタイルのようなものを示唆していったようです。

彫刻作品がなにか「人の動き」を表現しているというかんじではなく、もう、「かたまり・塊」としてそこに静かに落とされているというような感じであります。ほとんどの作品で手足は胴体から離れて空間つくることなく、(胴体から外へとのびていくような腕でも、身につけている衣装によって胴体と確かにひとつにつながれ、「かたまり」としてあるような存在感で)まるごとそこにとどまって、とどめられて?あるような存在感を感じさせます。「そぎ落とされた」というのではないけれど、余分であるものはおとされた強さ。

いくつも、掴みたくなったり腕をまわして触れたりしたくなる作品があった。喉の奥に声があるような像。

東京では東京芸術大美術館で5/28まで。6/3からは山梨県立美術館に。


読んだもの

神田橋條治 「現場からの治療論」という物語(岩崎学術出版社)
神田橋條治・八木剛平 「対談 精神科における養生と薬物」(メディカルレビュー社)
梨木香歩 「裏庭」「からくりからくさ」「りかさん」(新潮文庫)

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